酷暑が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ネット販売などで生体を発送する方はクール便を使うか、あるいはどれくらい保冷剤をいれるか、というお悩みがあるのではないでしょうか。
そこで今回は冷気がどれくらい保持されるのかテストをしてみました。
テスト方法は生体を入れた輸送箱を夕方発送し、午前中に到着することを想定してみました。
用意したものは、ダイソーの発砲スチロールケース、500mlペットボトル2本分の氷です。温度計2個です。
温度計の一つはケースの中に入れ、もう一つはケースの上に置いておきました。
実験の経過は以下の通りです。
①セットしたときの写真です。気温22度くらいの部屋で箱に温度計、凍らせたペットボトル2本を入れ、ガムテープで封をしました。

②これが外に置いたときの写真です。時刻は8月2日の午後3時で、気温は36度でした。また、あえて直射日光が当たる場所に置きました。

③これが外に置いて1時間後の午後4時くらいの写真です。右下の数字が最大温度を示すのですが、直射日光があたるため外の温度計は49.2度まで上がったことを示しています。

④これが次の日の午後12時の写真です。温度計は55.5度でした。

⑤次の写真が午後12時点で部屋の中で箱の中を開けた写真です。

結果はケースの中は最低温度9.6度、最高温度25.8度となりました。なお、ペットボトルの氷は完全に溶けていました。
これでは少なくともウエストウッディの輸送に関しては、管理温度をオーバーしているので、温度対策は不十分となります。
まとめると気温が40度近く、日が当たる場所は50度くらいになる夏はクール便を使用した方が無難、というとても当たり前のような結論となりました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。